歯ならびレポートNo.4
★テーマ
『歯を抜くことのメリット、デメリット』
★お悩みの声
「大きい前歯や犬歯があったり、歯の大きさがバラバラで矯正してもキレイに見えるか不安です。」
○歯や歯列にも個性・・・
歯の大きさや形には個人差があります。例えば前歯が大きい人が出っ歯の場合、余計に大きな歯が強調されて見えます。しかし、そのような場合でも矯正をすると、個性を持ったキレイな歯並びとなり、歯の大きさはあまり気にならなくなります。ただし、極端に形態不良の歯がある場合は、治療後に形態修整が必要となることもあります。
○歯を抜くか、抜かないか・・・
矯正治療を行う場合、まず検査診断をして、歯を抜く必要があるか判断します。成長発育中の子供では、歯列を拡大して歯を並べることができますので、多くの場合、歯を抜かないでも矯正(非抜歯矯正)が可能です。それに比べて大人の場合は歯列の拡大が難しく、歯を抜いての治療が多くなります。しかし、最近では、大人でも歯列を拡大できる可能性のある治療法(デーモンシステム)が登場し、非抜歯矯正の範囲は広がっています。
○歯を抜くメリット、デメリット・・・
歯を抜いて治療をする場合に、よく噛めるようになるなど機能的な向上が期待でき、身体の健康増進に効果があるなら、抜いても差し障りがありません。また、残った永久歯をより長期にわたって良い状態で保つことができます。しかし、矯正医は、できれば健康な歯を抜きたくないと思っていますので、抜いた方がメリットが多いと判断した場合に限ります。
【写真の説明】
上図は初診時の状態で乱ぐいの程度が酷く、また、歯も大きく前歯が目立っていました。更に、口元も突出していましたので、抜歯ケースとして治療しました。
下図は治療2年後の状態です。とてもキレイな歯並びになり、歯の大きさも気にならなくなりました。 |