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『ゆる矯正』とは/弱い力で矯正中の歯にも癒しを
『ゆる矯正』とは私の造語です。Googleで『ゆる矯正』を検索してみると、何もヒットしませんので、このブログが初出だと思います。
さて、『ゆる矯正』とは矯正器具にワイヤを”ゆるゆる”の状態でセットして(ワイヤを固定しない矯正)、歯に弱い力をかけると言うことです。昔から、歯は弱い力ほど良く動くと分かっていましたが、効率よく”ゆるい力”をかけられる装置はほとんどありませんでした。つまり、通常の装置では、摩擦が大きすぎて弱い矯正力だと力がキャンセルされてしまうのです。しかし、最近では、デーモンシステムやクリアスナップなど素晴らしい製品が登場してきました。当院でもいち早く導入し、素晴らしい成果が得られています。
歯は弱い力ほど良く動くと言うのは、不思議だと思いませんか?これって、患者さんにはトリビア「へぇー」ではないでしょうか?歯に強い力をかけると、歯は異常事態発生と認識し、動かされまいと必至に踏ん張ります。そして、異常事態を知らせるために、強い痛みを発します。しかし、弱い力をかけると、歯は気付かないうちに(あまり痛みを感じずに)、「既に動いてしまっている!」ってことになります。
現代社会では、何かとストレスが多いですから、矯正治療で更にストレスを背負い込むのは避けたいですよね。矯正中の歯にストレス(過剰な力)をできるだけ与えず、歯にも癒しが必要だと思いませんか。”ゆる”とは、癒しのニュアンスを含んでいますから、『ゆる矯正』でストレスフリーの矯正を目指してみませんか?
6月4日は『ムシ歯予防デー』/矯正治療中のムシ歯リスク
今日6月4日は『ムシ歯予防デー』です。
『64=ムシ』と読めることから、昭和3年、日本歯科医師会が6月4日をムシ歯予防デーとしたことに発します。現在では、厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が主催する形で、6月4日~6月10日を歯の衛生週間として実施しています。
ムシ歯は歯垢が原因となって発生しますので、歯列矯正中は器具のせいで歯垢がたまりやすく、ムシ歯のリスクは高まります。せっかく歯並びがキレイになっても歯に穴があいたり、歯が変色したのでは台無しです。歯磨きをしっかりして、ムシ歯のリスクをゼロにしてもらいたいと思います。
さて、歯の表側と裏側ではどちらがムシ歯になりやすいかご存じでしょうか?実は、表側の方がムシ歯になりやすいのです。裏側は、舌のおかげで唾液の循環がよく歯垢がたまりにくいのです。
矯正治療で言えば、表側からのエッジワイズ治療中が最もムシ歯の危険が高いです。それに比べて、裏側につける拡大装置などでは、あまりムシ歯にはなりません。それでも、寝ている間には唾液の分泌量が減り、ムシ歯になりやすいですから過信は禁物です。寝る前にはしっかりと歯磨きで歯垢を落としておきたいものです。
6月1日は『チューインガムの日』/歯列矯正にガムはとても有効
今日6月1日は『チューインガムの日』。
日本チューインガム協会が咬むことの大切さを考えようと平成6年に制定しました。元旦と6月1日は平安の昔、『歯固めの日』と呼ばれ、固い物を食べて家族の健康と長寿を祝ったそうです。
歯列矯正は歯並びを整えるだけでなく、咬み合わせを良くするのも目的としています。矯正治療中は、しっかり咬むことを意識していると、早くに咬み合わせが良くなってきます。また、そのためにガムを咬むことを取り入れるととても効果的です。
ガムを咬んでいると自然と口を閉じますので鼻呼吸が促進されます。開咬の患者さんは不良な舌の癖があり、口呼吸を常としています。ある開咬の子供さんの場合ですが、上下歯列を拡大後にガムを咬んでもらいました。夕食後に長時間のガム咬みを2ヶ月間続けてもらったところ、開咬がほぼ治ってしまいました。この間は矯正器具をまったく使用していませんので、自らの努力で舌の癖、口呼吸を克服したのです。
ガムチューイングに用いるガムには、キシリトール入りのものをお勧めいたします。キシリトールはシラカバやカシの木を原材料とする天然甘味料です。虫歯を予防する効果が証明されていますので、食後に咬むと、咬み合わせを良くする効果と合わせて一石二鳥です。