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歯並びの健康/2010-2011
「1本だけ飛び出している歯を引っ込めたい」とか、「前歯の真ん中にあるスペースを閉じたいなど、目立つ箇所だけの部分矯正治療を希望される患者さんは、少なくありません。部分的に歯を動かすことは易しいと思われるかもしれませんが、むしろ難しい場合が多くあります。単に歯を動かすだけなら簡単ですが、その結果、動かしたくない歯まで動いてしまうと失敗です。実は、動かす技術よりも、動かさない技術の方が難しいのです。歯を動かすためにかけた負荷による反作用で他の歯が動くと困るので、反作用を複数の歯に分散させ、反作用のかかる部位に、固定装置を着ける必要かあります。安全で、確実に治療したいという思いから、矯正専門医院では部分矯正よりも、全体矯正を選択することの方が多いようです。もちろん、不正歯列の程度が軽く、簡単な部分矯正もありますから、費用的にも期間的にも患者さんに優しいのなら、部分矯正を選択する場合もあります。そのためには、症例の難易度を正確に診断できるドクターを選ぶことが重要と言えるでしょう。