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3-7 口元の状態と笑顔について

歯列矯正というと、文字通り歯をキレイに並べるという意味であり、歯の状態だけを変化させる治療のように思われるかもしれません。しかし、歯の状態と同等かそれ以上に考慮する事に、口元の状態があります。

例えば、歯が真っ直ぐキレイに並んでいるが、口元が飛び出している状態を想像して下さい。当然ながら、横顔は美しくありません。このような状態では、歯を抜歯することが多く、口元を後退させて、横顔を美しくさせます。

また、口元が飛び出している人は、自然な状態で口を閉じることができない場合が多く、いつも半開きの状態です。このような状態では、口呼吸が優勢になり健康上問題があります。口呼吸では、口腔内や咽頭部の粘膜が乾燥し炎症が起きてしまいます。冬場に風邪をひきやすく、免疫力も下がってしまいます。矯正治療で、歯が後退すると、口を閉じやすくなり、鼻呼吸ができるようになります。このように、口元をスッキリさせることは、見た目の改善だけではなく、健康にとっても大きなメリットがあるのです。

矯正相談に来られる方の中に、歯並びや見た目はそこそこで構わないので、健康上の利点がないなら矯正をしたくないという人が時々いらっしゃいます。また、治療を始めてそこそこ良くなったときに、十分満足なので早く終了したいという人もいらっしゃいます。上述したように、見た目がキレイな歯並び・口元は、健康上も優れていますので、一度でも矯正のことを考えられのたら、自信を持って始めて頂きたいと思います。また、いったん始められた場合は、そこそこの状態を目指すような矯正はよくありませんので、最後の仕上げまできっちりと治療を受けて頂きたいと思います。

口元の状態は、当然ながら笑顔とも関係してきます。キレイな歯並びと、スッキリした口元から生まれる笑顔はとても魅力的であります。笑顔の魅力は、歯の見え具合にも大きく影響されますので、歯並びを治す場合、ただ単に真っ直ぐキレイに並べるだけではなく、歯をどこまで見せるかや、歯列の幅が笑顔に与える影響も考慮して治療します。美しい笑顔とは、しっかりと上の歯がみえることが大事で、また、歯列のアーチの広い方が、口角に暗い影ができなくて明るく見えます。歯の見え方に関しては、好みの問題もあるかと思いますが、世界的な基準では、そのような笑顔が良いとされています。

当院で積極的に採用しているセルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)ですが、日本では、"弱い力で歯が動く"矯正装置として有名ですが、実は、その真骨頂は魅力的な笑顔を作り出すところにあります。通常のブラケット装置では、歯列が自然と横に拡大されることはなかったのですが、セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)では自然と横に拡がります。そのため、口を開けば、しっかりと歯が見える明るい笑顔になります。セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)は、全世界で200万症例以上もの実績があり、その笑顔に対する効果が広く認められています。

下の画像は、デーモン先生自らの症例です。セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)で最も有名なケースではないでしょうか。歯の見えている範囲が広がっていますし、口角の暗い影も目立たなくなっています。こぼれるような白くて広い歯列が生み出す、明るい笑顔の魅力を感じてみて下さい。

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